ターミナル作業向けのe2wm.elのパースペクティブe2wm-term.elを作りました
これは何?
日頃、様々な場面でターミナルを起動して作業するということがよくあるのですが、
純粋なOSのターミナルだと、なかなか不便です。
ファイルを編集しながら、コマンド実行結果を切り貼りしたりする場合などは特に。
そういう時は、Emacsからシェルを起動して作業する方も多いのではないでしょうか。
シェルを扱う拡張にも、いろいろな拡張があります。
Emacs のシェルモード比較 - shell、ansi-term、multi-term - 彼女からは、おいちゃんと呼ばれています
私の場合は、M-x shell を使っています。
しかし、これらはあくまでターミナルをエミュレートするもので、
そもそも、ターミナル自体に対して、私は以下のような不満を抱えていました。
- 長いコマンドが入力しづらい
- たまに間違えて改行を入力しちゃって意図せず実行しちゃう
- for文とかで複数行入力した履歴を再利用しづらい
- コマンド履歴を辿るのもめんどいし、検索もしづらい
- コマンドのヘルプを見るのが、本来の作業とごっちゃになる
これらのいくつかは、Emacsで拡張があったり、作業の仕方で軽減はできますが、
そもそもターミナル(のバッファ)だけであれこれせず、専用の環境を用意するのが良いと思い、
e2wm.elを使って、
ターミナル作業専用のパースペクティブを作りました。
デモ
詳しくは
以下にまとめました。
https://github.com/aki2o/e2wm-term/blob/master/README-ja.md
その他
- 動作確認したEmacsは、GNU Emacs 24.3.1 (i686-pc-linux-gnu, GTK+ Version 3.4.2) of 2013-08-22 on chindi02, modified by Debian です。
- 上記デモの、入力ウィンドウでの補完はreadline-complete.elによるものです
- 上記デモの、履歴ウィンドウの履歴選択はpophint.elによるものです
Enjoy!!!