PlSenseで定義元ジャンプができるようになりました
PlSenseは、型推論を使ってPerlでオムニ補完をするためのツールです。
詳しくは過去エントリを参照して下さい。
変更点
PlSenseと、そのEmacs用インタフェースであるplsense.el、それぞれの変更点を以下にまとめます。
PlSense
現在の最新バージョンは0.10です。
ソース置き場:https://github.com/aki2o/plsense
- バグ修正
- 定義元情報表示
plsense.el
現在の最新バージョンは0.3.0です。
ソース置き場:https://github.com/aki2o/emacs-plsense
- 定義元ジャンプ
- perl-completion.elとの連携
変更内容
バグ修正
使用するにつれ、幾つかバグが見つかったので修正しています。
Linux環境で正常に動作しないバグもありましたが修正し、Ubuntuで動作確認をしています。
見つかったバグと、その状況については、上記ソース置き場のissue一覧から確認できます。
定義元情報表示
メソッド情報を表示するコマンド"subinfo"の出力結果に、定義ファイルパス、行番号、列番号を追加しました。
subinfoコマンドの出力を利用しているアプリケーションがあれば、
お手数ですが、出力フォーマットを確認して対応して下さい。
定義元ジャンプ
上記の定義元情報を使って、ポイントしているメソッドの定義へジャンプできるようになりました。
find-tagと同じく、pop-tag-markによって、元いた場所へ戻れます。
perl-completion.elとの連携
PlSenseは型推論が失敗した場合、補完候補を出力しません。
なので、それを利用するplsense.elでも当然、何も補完候補を表示できませんでした。
しかし、元々、自分の中ではperl-completion.elの後継という位置付けで作ったもので、
そういう場合でも、それっぽいものは表示して欲しいんだよなぁと思ったので、
PlSenseでのオムニ補完に失敗した場合は、perl-completion.elの補完を使うようにしました。
ただ、表示された補完候補がオムニ補完できたものなのかどうかわからないのは嫌だったので、
perl-completion.elを使った場合は、表示する補完候補の文字色を変更しています。
違う色にしたい、そもそも変更しなくて良い、といった方は、設定で変更できます。
※ perl-completion.elがインストールされていなくても問題ありません。
※ 現状のauto-complete.elでは、何故か背景色も変わってしまいますが・・・。
その他
- PlSenseを以前のバージョンからアップグレードする場合は、cachedirを削除して下さい。
- plsense.elの設定方法は、READMEを参照して下さい。
Enjoy!!!