tss.elでeldoc対応、補完強化、コード自動挿入など
現在の最新バージョンは0.6.0です。
tss.elについては過去エントリを参照して下さい。
ソース置き場:https://github.com/aki2o/emacs-tss
変更点
- eldoc対応
- 補完強化
- 継承定義挿入
eldoc対応
しました。
補完強化
以下について、自動で補完されるようになりました。
- "///"のコメントで記述するreferenceなどのタグ
- reference pathのファイルパス
- キャスト、extends、implementsなど
継承定義挿入
extends、implementsで指定したクラスやインタフェースのメソッドの実装/継承を行う際、
定義を自動挿入できるようにしました。
選択された定義をブロックの開始に挿入します。
選択のインタフェースは helm.el→anything.el→Emacsデフォルト の順で利用可能なものを使います。
あとがき
本拡張を作った経緯は上記の過去エントリに書きましたが、
実は本拡張を作成した後に、Javascriptをオムニ補完できるTernを知り、
そっちばかり使ってTypescriptは使ってませんでした。
なので、恥ずかしながら本拡張も私自身は全然使い込んでいなかったです。
ただ、最近、Node.jsで動くそれなりなプログラムを作成したのですが、
Ternでは外部ライブラリを補完するためには、その型定義情報が必要で、
現状ではNode.jsの機能やライブラリなどは補完できないようで、
新規にまとまったコードを書くならTypescriptやっぱり良さげ! となりまして。
ここのところ本拡張を使ってTypescriptを書き始めたら、大分歯痒い感じで、
バグ修正も含めて、気になる動作や欲しい機能などをまとめて実装しました。
私自身、まだまだTypescript初心者という感じなので、
本拡張の挙動も、「ここで補完されない」とか「あるべき補完候補が出てこない」とか
至らない点がまだまだあるのではないかと思います。
そういった場合には、上記リポジトリにissueやプルリクを出して頂ければ幸いです。
Enjoy!!!