tss.elでeldoc対応、補完強化、コード自動挿入など

現在の最新バージョンは0.6.0です。
tss.elについては過去エントリを参照して下さい。
ソース置き場:https://github.com/aki2o/emacs-tss

変更点

  • eldoc対応
  • 補完強化
  • 継承定義挿入

eldoc対応

しました。

f:id:aki2o:20140914230754p:plain

補完強化

以下について、自動で補完されるようになりました。

  • "///"のコメントで記述するreferenceなどのタグ
  • reference pathのファイルパス
  • キャスト、extends、implementsなど

継承定義挿入

extends、implementsで指定したクラスやインタフェースのメソッドの実装/継承を行う際、
定義を自動挿入できるようにしました。

f:id:aki2o:20140914231338g:plain

選択された定義をブロックの開始に挿入します。
選択のインタフェースは helm.el→anything.elEmacsデフォルト の順で利用可能なものを使います。

あとがき

本拡張を作った経緯は上記の過去エントリに書きましたが、
実は本拡張を作成した後に、Javascriptをオムニ補完できるTernを知り、
そっちばかり使ってTypescriptは使ってませんでした。
なので、恥ずかしながら本拡張も私自身は全然使い込んでいなかったです。

ただ、最近、Node.jsで動くそれなりなプログラムを作成したのですが、
Ternでは外部ライブラリを補完するためには、その型定義情報が必要で、
現状ではNode.jsの機能やライブラリなどは補完できないようで、
新規にまとまったコードを書くならTypescriptやっぱり良さげ! となりまして。

ここのところ本拡張を使ってTypescriptを書き始めたら、大分歯痒い感じで、
バグ修正も含めて、気になる動作や欲しい機能などをまとめて実装しました。

私自身、まだまだTypescript初心者という感じなので、
本拡張の挙動も、「ここで補完されない」とか「あるべき補完候補が出てこない」とか
至らない点がまだまだあるのではないかと思います。
そういった場合には、上記リポジトリにissueやプルリクを出して頂ければ幸いです。

Enjoy!!!